いやー、久々です
まず冒頭にお詫びします!
もし、ほんとにもしこのブログを楽しみにしていただいている
方がいらしたら申し訳ありません。。
家庭と仕事の状況が日々忙しくなり
ブログを更新できない厳しい状況にありました。
仏像部としての活動もこの1年はお休みでした。
そしてこの先もブログを以前のようなペースで
書けるかどうかはわかりません。
だけど昔のようなペースではないけれど
仕事と家庭の合間を縫って
佛を訪ねるライフワークは続けていました。
だからせめて2013年を振り返って個人的に
思い出に残る佛さんベスト5だけ記したいと思います。
■ノミネート
大阪・専念寺 十一面観音(2013年2月、9月訪問)

大阪・尊延寺 五大明王(2013年9月訪問)

兵庫・楊柳寺 楊柳観音(2013年9月訪問)

兵庫・蓮華寺 十一面観音坐像(2013年9月訪問)

兵庫・香雪美術館 薬師如来立像(2013年9月訪問)

千葉・小松寺 薬師如来(2013年2月訪問)

福岡・極楽禅寺 聖観音(2013年2月訪問)

京都・勝光寺 聖観音(2013年2月訪問)

山形・天養寺観音堂 聖観音(2013年4月訪問)

山形・立石寺薬師如来(2013年4月訪問)

山梨・大善寺 日光月光菩薩(2013年10月訪問)

宮崎・木喰五智館 五智如来(2013年10月訪問)

熊本・荒茂毘沙門堂 吉祥天女像(2013年10月訪問)

静岡・龍音寺 聖観音立像(2013年12月訪問)

秋田・土澤神社 十一面観音(2013年8月訪問)

秋田・白山神社 女神像(2013年8月訪問)

秋田・金峰神社 菩薩立像(2013年8月訪問)

秋田・小沼神社 聖観音・十一面(2013年8月訪問)

さて、いよいよベスト5の発表です!
5位:静岡・龍音寺 聖観音立像

伊豆にある臨済宗寺院にある本尊。
詳細はわかりませんが平安中期くらいでしょうか。
翻波式衣紋の迫力。そして姿勢がいい。
この仏像は近年修復されてお化粧を落としたそうです。
ご住職から修理される前の姿を見せてもらいましたが全く違う!
女性はスッピンになると恐ろしい顔が
出てくることが多いですが(失礼。。)
佛の場合はスッピンの方が美人になることが多いですね!
4位:秋田金峯神社・菩薩立像

鳥海山の麓にある金峯神社の収蔵庫にある巨大な菩薩像。
僕はこの仏像を見て「木の精霊だ」と思いました。
おおぶりな唇と大木の幹をそのまま持ってきたかのような胴回り。
プリミティブな佛の姿がインパクト大。
鳥海山のミネラルを存分に吸収した
生牡蠣はこの時食べられなかったけどw
3位:大阪・専念寺 十一面観音

大阪の保育園に祀られていた十一面観音。
全く知らなかった仏像だけれども
その様子はさながら聖林寺の国宝十一面観音のよう。
あまりにも良かったから2月に訪問したけど
また9月に再訪してしまいましたw
2位:某所・菩薩立像、不動明王


場所は管理都合により非開示とさせてください、ごめんなさい。
小さなお堂にポツンと祀られた菩薩像。
決して大きくない。
しかしながらそれは強烈なオーラを示している。
そしてその横には巨石のような
摩滅の激しい不動明王像。
この2人の関係は
義経と弁慶のよう。
そんな関係でこの地を静かに
護っているように思えました。
1位:秋田 小沼神社 聖観音・十一面

森の木々で昼でも暗い山奥。
境内の前にある池の上に建つかのように
本殿にが浮かび上がります。
本殿の中央に2体の平安佛が祀られます。
神社なので祝詞集をあげて拝観。
聖観音は極めて細いシルエット。
一方で十一面観音はゴツゴツとしたシルエット。
聖観音は極端なまでに
翻波式衣紋を刻んで平安初期の特徴をしている。
しかし一方で平安初期の
主な特徴とは逆行するように
全身の量感は削ぎ落とすという珍しい姿。
佛のストイックさに威圧され
ダントツのインパクトを残す結果になりました。
ということで観音像ばかりのランキングになってしまいましたw
やっぱり日本人の感性には観音が響くってことなのかな。
仕事や家庭が多忙だったわりにはしっかりと
観佛の時間は確保できて2013年も満足満足。
以上!
ちょっとご挨拶には早いけど
こんな感じで2013年を締めくくりたいと思います。
また来年もよろしくお願いします!