然るを訊く
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    [20110903]

    金沢の訪問ついでに
    金沢21世紀美術館へ














    Inner Voicesはシニカルな作品が多いなぁと思っていたのだけれど
    作品概要をよくよく見ると女性の作家を中心に構成されていた
    女性は物事を皮肉を込めてみているのだろうかと若干怖くなってしまった。。
    でもそうだよね

    Inner Voices ー 内なる声

    体験型インスタレーション作品が多く
    全身を使って楽しむことができた
    個人的にはこちらの作者は万人受けする作品であると感じた


    世界の中に自分の居場所を見つけていく過程で作り上げられるアイデンティティを、
    人々はどのように引き受けていくのでしょうか。多様な表現を以て時代に向き合う現代美術の作家の中で、
    自己への縛りをはねのけて自分にとって可能な道を探し続けようという意欲は、
    女性の作家たちに強く見受けられます。なぜなら、既存の価値観や古い現実のパラダイムを脱し、
    もうひとつの現実を自ら作り出すことは、権威や通念から自由であろうとすること
    ー自己決定の自由の獲得が、女性にとっては重要なことだからです。
    本展は、経済成長とともにグローバル化の波を受けてきた1960年代以降に生まれた
    女性作家たちに注目し、生の困難さと可能性の両面を人間に見る、
    彼女たちのInner Voicesー内なる声に耳を傾けます。

    彼女たちは通説的に「女性的」であることを示すイメージや価値に対して、
    あるいは差異によって起きることへの誤解や無理解を、
    対立や抵抗ではないかたちで乗り越えようとしています。

    芸術表現において自由であることが、女性にとってのみならず、
    世界において同程度に普遍的で重要であることも彼女たちの実践=作品が示してくれることでしょう。

    イェッペ・ハイン 360°

    デンマークの若手作家、イェッペ・ハインの、美術館における日本で初めての個展。
    6つの展示室と廊下や屋外を舞台に、観客との関係を生み出すユーモアあふれる
    インスタレーション作品など11点を展示します。タイトルの「360°」には、
    全方位に開かれた金沢21世紀美術館の建物にちなみ、見る人との関わりを
    大切にしたいという思いと、鏡や光を使った回転する作品などによって、
    空間がぐらつくような体験を引き起こしたいという思いが込められています。
    空間と戯れる、参加体験型の展覧会です。
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    [20110831]

    山代温泉は新しい木造の建物が並びピカピカしていた

    薬王院温泉寺に訪問し
    ダメもとで庫裏のチャイムを鳴らすと
    住職がおいでくださり前回と同じ突然の訪問にも
    関わらず、観音堂の扉を開けてくださった



    扉の中の白山信仰の本地仏とされる
    十一面観音と対峙した



    廃仏毀釈の折、水の中に埋められ
    難を凌いだと伝承が残っている


    表情はあまりなく静かに佇み
    唇は小さく、腕がすらりと
    しなやかに伸びる
    頭上の化仏は高く積まれ気品が漂っている



    前回は一人旅
    今回は二人旅

    何人で来てもいいものだ

    [20110826]

    去年訪問した豊財院お盆はご住職が棚経に出られており
    お母様がいらっしゃるということで逆に都合がいい結果となった

    訪問した時間がちょうど12時で
    若奥様がこの白瀬町一帯に山門に吊下られた鐘楼を
    『ゴーン』と手袋をはめて打ち鳴らしていた

    住職のお母様とお会いするなり
    自分の顔を覚えてくださっており
    『あぁ、お顔覚えてる、ありがとう』
    優しい声色で言葉をかけてくださった




    石段を数段登ったところに収蔵庫があり
    重厚感のある扉をあけ
    平安中期の木彫仏が三体並ぶ姿を拝見することができた



    どれも同じような上背の観音像で
    馬頭観音は現存する日本最古の馬頭観音と
    言われている



    先日北上市の『鬼の館』に訪問したこともあってか
    観音というよりも鬼の存在に近いと感じた



    実は昨年訪問した際、一番右側の馬頭観音像は
    金沢県立美術館で行われていた
    『加越能の美術─縄文から江戸時代までの名宝─』に
    出品されていたため、聖観音と十一面観音の二体のみを
    拝しており、今回は念願叶って三体の像が並ぶ光景を
    目に焼き付けることができたのだ



    奥様は一緒に来た友人に対して熱心に説明をしてくださって
    一つことあるごとに『ありがとう』と温かい言葉とともに
    観音像にひれ伏す美しい姿がとても印象的であった





    奥様は今回の震災のことを大変心配しており
    自分も大変な思いをしてここまでやってきたが
    今回の震災で自分がどれだけ幸せなのか
    観音たちに感謝しているのだそうだ


    最後は棚経からお昼を食べるために戻ってきたという
    現ご住職とお会いすることができ暫し談笑することができた

    立派なご住職に成長なされて奥様も大層安心しているだろう



    豊財院をあとにした自分たちは
    羽咋の町のなかにあるカレー専門店『モト』を訪問し
    とんかつカレーをオーダーした

    揚げたてのトンカツのうえに
    ドロっとルーが乗っかかり
    味はカレーというよりもビーフシチューのような
    変わった味わいで、これはこれでおいしい
    サプライズも与えてくれた



    ちょっと不思議な店ですが
    店員のおばちゃんや厨房のおいちゃんも
    雰囲気のある方々で印象的なカレー店であった





    [20110823]

    クマカブトアラカシヒコ”というとても長い音を持つ神社



    七尾市の中島町にある神社で
    無形文化財に指定されている
    『二十日祭り』や『お熊甲祭り』の名前で
    親しまれ、毎年9月20日に天狗の面をつけた
    猿田彦が20mの朱旗を担ぐという
    とても壮大な祭りである




    本来は重要文化財に指定されている祭神を
    拝観しようとしたのだが
    お願いしようとした
    その日に神主がお亡くなりになったという
    知らせを教育委員会経由で聞き、
    拝観を断念しかけたのだが
    奥様の計らいで薬師如来であれば開帳できるという話を聞いて
    故人を偲びつつ、時間を置いて訪問させていただいた

    かなり広い境内の一画に本地仏である
    薬師如来を祀る薬師社があり奥様の計らいで
    その扉が開かれた



    開かれた瞬間、
    中に入る大きな薬師如来に息を飲んだ




    木の素地が顕になりややオレンジの肌のようになり
    衣紋はなだらかかつ小気味良く波を打つ

    手先は美しくしなやかに伸び
    ため息が出るほどであった





    久麻加夫都阿良加志比古神社 由緒



    [20110819]

    高田寺をあとにして
    能登半島の先端を目指した

    能登半島の先端へは自分の過去の記事を
    見ると2007年に訪問していた

    記憶を辿ると、前日に七尾市にある
    インターネットカフェで夜を明かし
    翌朝、夜明け前に車を飛ばして
    金剛崎へと行き、能登の海から昇る
    日の出を拝んだ、あれ以来だ

    [20070501]
    http://andon21.blog85.fc2.com/blog-entry-17.html

    ※当時の自分※


    海に面して須須神社の鳥居が立つ



    宮司の猿女さんの予定が忙しいらしく
    なるべく早く来てもらいたいということで
    高田寺から急いで須須神社を目指し
    予定よりも30分ほどはやく到着することができた

    参道をのぼる中、まとわりついてくる蚊の大きさが
    海の近さを鮮烈に感じさせてくる





    本殿の前で猿女さんと出会い
    収蔵庫にある、五体の男神坐像を排した



    鎌倉初期と推定された像たちは
    いずれも個性的なポージングをしており
    形式化されていない










     

    このような立体的表現かつ動きを
    感じさせるのは鎌倉時代という時代背景なのか
    それともそもそもの作者が仏像に縁があったからなのか
    想像を巡らすと面白い

    木目がオーラのように見つめていると
    木像たちが揺らめいてくる


    この5躯の男神像は、檜材、一木造、彫眼。頭部に巾子冠を頂き、袍衣に身を包み、
    胸前に手をこまねいて坐するもので、手の上あるいは下辺から膝部を矧ぐが、
    膝部の矧木は全て欠失している。本来は彩色されていたものであるが、
    痕跡がわずかに残るのみで、ほとんど剥落している。正面を向くものと、
    左斜あるいは右斜を向くものとがあり、加えて頤に髯を彫り出すものと、
    髯の無いものとがある。このように面貌などに多少の相違はあるが、
    寸法・形状などから、これらは一群の神像と見なされ、鎌倉時代後期の制作になるものと考えられる。
    なお、須須神社は、通称「三崎権現」、「三崎明神」と称して仰がれ、
    高座宮と金分宮との総称であるが、元来は高座宮で、金分宮は後世に合祀されたようである。
    延喜式内の古社である。

    昭和60年「石川県の文化財」より



    猿女さんと別れたあと境内を一人で散策したのだが
    子連れの獅子などに出会うことができた



    散策のあと、海を見ながら暫しボーっと
    ゆったりとした時間を過ごした

    近所の少年たちが海を遊び場に楽しんでいたが
    海なし県に育った自分には出来なかった経験であり
    とても羨ましい視線を送ってしまっていた






    須須神社縁起
    当社は高座宮(たかくらぐう)・金分宮(きんぶんぐう)の両社に御夫婦の大神を祀り、
    須須神社と称し「三崎権現」「須須大明神」と尊崇され、東北鬼門日本海の守護神として、
    あまねく信仰され、災難除けの御神徳あらたかな御社である。
    第10代崇神天皇(約2000年前)の御代能登半島最東北端の山伏山(鈴ケ嶽)の頂上に創建され、
    天平勝宝年間に現在の地に遷座しました。
    国史「三代実録」によると、貞観(じょうがん)15年(873)8月4日従五位上の神階を賜わった、
    延喜式内の古社で、社伝によれば用明、元正両天皇より勅使の献幣があり足利時代は
    大宮司猿女(さるめ)氏以下、社人社僧多く、別当寺に十二坊、社領三千石が献納されており、
    天正12年(1584)加賀藩主前田利家公が巡国のみぎり御祈願所と定め、
    社領として神田五町歩(石高七十五石)を寄進し、武運長久の祈願をされております。
    古代より縁むすびの神として、世に知られており、この「むすび」とは、
    ただ単に男女の仲を結ぶだけではなく生成化育、修理固成という
    日本民族の根本精神である神業(かみわざ)を、みずから妹背(ふうふ)の
    契を結び子孫繁栄の道を示し教えられた尊い祖神(おやがみ)さまであります。
    また祭礼は珠洲一郡の総社として「お郡祭(こうりさい)」
    「御出御幸(おいでごこう)」と称し郡内巡行の祭儀が半月がかりで
    近年まで斎行されていました。
    奥宮鎮座地の山伏山(標高172m)は山容優美にして海上からの景観は、
    鈴をさかさにしたような典型的な神奈備の霊山で、原始時代から北海航行の目標、
    漁だめの森、御神体山として崇拝され、平安中期(約1200年前)には
    海上警戒の設備を置き、烽火(のろし)(狼煙(のろし))が一たび、
    あがると郡家で受継ぎ国府、そして京の都へ伝達されたと云われている。
    元禄10年(1697)加賀藩へ出した大宮司書状によるとすでに
    奥宮の中腹に大燈明堂が設けられ、一夜に油一升、燈心布三尺をもちい、
    夜ごと大神に献燈し、北海暗夜、渡海船を守護し、この燈明堂が
    明治初年現在の禄剛崎灯台に進展したものです。
    本社社叢(もり)は千古の昔から神域として保護され、北部照葉樹林の、
    うっそうたる原生林をなし境内約一万坪には、スダジイをはじめ、タブノキ、
    ヤブニッケイ、ヤブツバキ等が混じり、林床にはミヤマシキミの
    純群落が見られ約250種の植物があり、国の特別史跡名勝天然記念物に指定され、
    貴重な存在とされております。






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    また遊びに来ます!!
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