然るを訊く
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    [20120326]

    東高尾観音寺を破損佛群と伸びやかなに2体の観音像に出会ったあと
    観音寺の前にある一つ山というほどでもない丘をを越えたところにある
    大日寺を訪ねた


    鬱蒼とした新緑深い丘であったが緑地の中に
    貯水池が突如として現れ、田舎の風景の中に人工物が現れる様は
    シニカルに人の存在を主張しているようであった。
    人が人ということを主張しないと存在を忘れてしまう場所、
    ここはまだそういうところだ。
    大日寺への道は急激な坂である。
    ジェットコースターを下るかのようにワゴンを走らせ
    滑らせるように大日寺にたどり着いた



    木造の本堂で住職の話を聞く。ずっと東京に暮らしていたという
    住職は田舎人というよりも都会の人、悲しくも自分と同じ匂いを
    感じた。住職からかつてのこの大日寺がいかに大きな寺院であったかと伺った。
    詳細なものが焼失してしまっているがそれは相当に大きく
    山陰地方の仏教文化圏の中心、もしくはそれに相当する寺院で
    あったようだ。

    本堂の中で石仏の大日如来を拝見させていただいた。はっとした。
    間違いなく石仏の中でも優品に相当するものである。特に身体の
    肉付けが、これが鉱物であることを忘れさせるほどに
    まるまるとした曲線を描き、その石仏の存在感を感じさせる。
    それは“ある”ではなく“いる”という感覚である。



    本堂の裏側の収蔵庫には国の重要文化財である
    阿弥陀如来がいる。東高尾観音寺の破損佛群とは一転、
    見事な優美さを称える阿弥陀如来である。


    像高110cmの坐像であり坐像にしては堂々たる大きさを備えている。
    1226年鎌倉初期上品上生の阿弥陀如来であり、写実性を求める
    鎌倉期の時代の人々の趣向が見事に反映されている像である。
    左手が後の修理によるせいか通常の阿弥陀如来よりも少しに
    高く持ち上げている。









    ※一般的な阿弥陀坐像 【愛知県稲沢市 舟橋安楽寺:阿弥陀坐像】※


    収蔵庫から戻るとき、右手にあるボロボロのお堂の存在が
    気になり、木造の腐りかけの格子から埃を頭からかぶりつつ
    中を覗いた。そこには大きな破損佛が存在した。しかしながら
    それ以上は管理の問題もあるかもしれないが、そっとしてあげようと
    いう感情に支配され、住職に中を覗かせてくれ、という申し出は
    しなかった。









    本堂に遺された仏像たちからも
    その昔、大日寺が誇った規模を容易く伺うことができる









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    [20120229]

    岡山から北上し鳥取県東伯郡北栄町に東高尾観音寺ある
    平安期の2体の観音像と無数の破損仏群に
    2回目の訪問を果たした。

    初回は鳥取砂丘で砂と戯れたあとに
    三佛寺や岸本町にある“植田正治写真美術館”と併せて訪問した。

    前回訪問時の日記

    前回は予約をしていたが、そこに人はおらず
    あきらめかけたら携帯電話の張り紙があり
    急遽住職を呼んだうえでの拝観ということであったが
    今回はしっかりと袈裟を着た住職が
    我々を迎えてくださった


    今回は本堂で全員で読経をしてからと
    促されたのであるがその住職が読み上げる独特なテンポの読経が
    なんとも牧歌的な情緒を醸しだしていた

    収蔵庫へ案内されて目に入ってくる2体の観音像
    そして収蔵庫を埋め尽くすほどの破損仏群



    千手観音像は190cmあまりの檜の一木像で
    内ぐりは見当たらない





    白下地が見られ元は彩色だった可能性があるとされ
    顔面は面長のプリミティブな表情で
    長い時間対峙していると少し微笑みかけられているように思える
    下半身にかけての翻波式衣紋から平安初期もしかすると
    更に下ってもおかしくない作であろう



    スラリとした長身と
    ミステリアスな表情に過去の威厳を
    今でも感じ取ることができた








    一方、十一面観音像は150cmあまりの檜の一木像で
    千手観音同様に内ぐりは無い
    柔らかな表情と千手観音に比べ少し寸胴な体躯は
    千手観音と対比して、可愛いらしい像であると感じた







    何処ぞから集まってきたか不明な破損仏群は
    伯耆国の威徳寺観音堂のようである























    彼らは何かしらのメッセージを自分に訴えかけようと
    しているように感じた






    [20090925]

    関西へ遠征へ

    初日は京都
    高速道路が渋滞しっぱなし、なおかつ今まで何回も高速バスを
    経験してきたものの初めて、お腹が痛くなるというハプニングで
    早くついてくれー、
    『腸さん、ごめんなさい、今だけは静かにしてください』と懇願しながら
    なんとか京都に到着。

    到着するも4時間遅れて到着
    あまりまわれなかったけど京都の町の中を散策しました

    六波羅密寺 ⇒ 三十三間堂 ⇒ 伏見稲荷 ⇒ 東寺 と散策



    伏見稲荷は高校以来だった

    夜は地鶏で



    翌日2日目は
    地方仏の皆様とご一緒に京都亀岡あたりで
    仏像めぐり








    国宝から地元民が愛でる地方仏まで
    全速力で堪能させていただきました

    詳細は同行者の尚さんの日記でご覧ください。

    夜は地方仏研究会ならではの地仏飲み
    今夜は奈良へ移動し奈良駅前でやりました

    奈良のホテルで皆さんとはお別れし3日目
    大阪へ移動しレンタカーで広島へ向かう

    ・・・・があまりにも渋滞のため、旅程変更をせざるをえなく
    鳥取へ、方向転換

    砂丘にて






    空がとても綺麗でした

    近くで20世紀梨も購入です



    夜は三朝温泉へ移動
    旅館 大橋 ようやくいくことができた。





    しかも客は自分一人で夜の露天一人湯船を堪能でした



    夕食は倉吉にある焼肉屋で
    鳥取和牛なるものをいただく



    車中泊を経て4日目
    夜中に島根へ移動し出雲大社へ



    天気が微妙だったのだけれど
    こんなところにもいってきました






    5日目、再び奈良へ戻る
    そして定番観光









    東大寺 ⇒ 奈良国立博物館 ⇒ 法隆寺 ⇒ 中宮寺 ⇒ 室生寺

    じっくりでも迅速に。
    いろいろ見てまわって東京へ舞い戻って参りました。




    [20080403]

    うちの近くにある東京都写真美術館の壁面にある大きくプリントされた
    一枚の写真を見て印象にのこっていた。

    鳥取県岸本町にある植田正治写真美術館







    訪問したのが平日ということもあり館内は僕だけで
    静かな空間の中で彼の作品を堪能することができました。

    全ての原点は好奇心と
    老齢になってもまだまだ先進的な写真を撮り続けていきたいという
    向上心はオレもこういうおじいちゃんになりたいな~って思えます。
     
    建築は高松伸氏設計によるもので
    大山を雄大さに負けないスケールの建築でした。

     
    この日はとっても天気がよく
    大山がとってもかっこよく見えました。

     
     
    ちなみにこの美術館には世界最大のカメラレンズを配置した映像展示室があります。

     
    大山もレンズも
    とにかくBIG

    [20080328]

    三仏寺を後にした僕は
    島根方面へと車を走らせ、大山の麓、東高尾観音寺を伺った。
    辺境とも言うべき、山間にたたずむお堂。


    予約をしていたので安心して訪問したのだが
    電話に対応してくれた人がおらず、ダメかぁと半ばあきらめかけていたら
    本堂の横に個人情報丸出しの携帯電話への張り紙を発見。

    電話をかけて3分少々待っていると軽自動車に乗って70ほどの老人が出てきた。

    携帯電話の張り紙があるから大丈夫だろうと思った”というなんとも田舎の人らしい
    テキトーな感じもまた地方のよさなのかな。とちょっと微笑ましかった。


    本堂の非常ベルを解除し
    収蔵庫へと案内される。

    が収蔵庫のベルが解除しきれておらず
    収蔵庫をあけた途端にガラガラ~!!とデカイ音に僕も老人も
    ビックリして慌てて停めにいった。

    鳴り止んで“ビックリしたじゃろ~!”と
    ハプニングすらも楽しんでしまう老人がなんともお茶目だった。

    ホッと一息ついて収蔵庫中へ

    収蔵庫を開くと決して狭くない収蔵庫にも関わらず
    座る場所もない程に埋め尽くされた仏像の数々。


    そのほとんどが風化し
    また廃仏毀釈や信長の影響によってボロボロになった
    仏像達だったがその中心に鳥取県の重要文化財3体のうちの2体である仏像がたっている。



    重要文化財ではあるがどちらの仏像も体の一部を失っているものの
    地方仏の良さそのものを象徴する像であることはすぐに感じとれた。


    木造千手観音

    檜材で造られた一木造り。長身でほぼ直立した動きの少ない像容と少し抽象的な顔立ちを
    示すきわめて古様な姿で奈良時代~平安初期にさかのぼる。




    木造十一面観音

    頭と体の均衡は整っているが衣文の彫りは総じて浅くなっており
    製作年代は千手観音よりもあたらしく平安後期頃と推定される。



    どちらの像も本当に素晴らしい像だと思った。
    僕は千手観音に惹かれずっと見ていると老人は“十一面も素晴らしいじゃろ”と
    “こっちもいいだろ?!”ということを促してきて本当にどちらの仏像も愛しているんだな
    ということがヒシヒシと伝わってきた。

    「これまで歩み来た人生も、妻の郷里の観音様のご加護。
    この観音堂をお守りするのが自分の努めと信じ、最下位の僧籍をとって堂守をしている」

    という住職。





    数々の破損仏とそれを護り続ける老人
    こういう寺はいつまでも残ってもらいたいなーーと思った
    本当にいいお寺でした。

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    とても魅力的な記事でした!!
    また遊びに来ます!!
    ありがとうございます。。

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