然るを訊く
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    [20120403]

    島根県雲南市大東町。

    町内を流れる「赤川」の流域にある万福寺を訪ねた。
    「赤川」には今でもホタルが飛び交うそうで
    自然がかなり残っている。

    万福寺は「田中下」という地域の丘の中腹にあり
    尋ねると住職が出てきて、住職を車に乗せともに
    丘の反対側にある大日堂に案内してもらった。



    真新しい大日堂の中には
    金剛界と胎蔵界それぞれの
    大日如来が中央に鎮座していた。
    両像ともに藤原彫刻らしい
    丸顔であり、丸みを帯びながらも
    筋肉が引き締まった張りを見せる。







    多くの寺院で胎蔵界、多くは金剛界の
    大日如来を祀るところが多いがこのように
    立派な金胎両世界の大日如来を祀る寺院は
    非常に珍しい。






    これらの像はこの丘の裏側にあった極楽寺の像が
    集められている可能性があると住職が話されていた。

    両大日如来の脇には端正な非常に整った
    阿弥陀、釈迦、薬師という三尊が並んでいた。










    どの像も一瞬見分けが付かないくらいに
    非常に顔が似ており、こんもりとした肉髻と
    微笑を浮かべる小さく結んだ口が
    美少年という言葉に相応しい
    若々しさを演出していた。





    これらの像も極楽寺からの使者たちなのでしょうか。
    その他、不動明王と観世音菩薩もおり
    これらの像に自分は果敢に祈りを捧げた
    山岳信仰の様子を妄想していた。








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    [20120124]

    神無月の太陽の暮れかけの夕刻、出雲大社の東
    大寺の山津波により
    流れ着いたとされる万福寺の諸仏を訪ねた


    住職はおらず近隣の住民の手によって
    大事に守られてきた仏像である


    どの像も堂々としたマッスと
    今にも動き出そうとするかのような
    リアリティのある表情に息を飲んだ




















    そこにいる人達は
    穏やかでもあり勇ましくもあり
    時代の流れに息を潜めながら
    しっかりと行く末を見届けているような印象を受ける


    小さなお寺ではあるが脈々と流れる
    出雲特有の空気がそこで感じた気がした







    [20111104]

    島根県への訪問はかれこは4回目ほどになるのだけど
    日本海側に突き出た美保関町へ訪問は初めてだ

     


    “ゲゲゲの鬼太郎”の生みの親 水木しげるの出生地である
    鳥取県境港市とは江島大橋で隣接しており
    江島大橋の高さはこの地が多くの船が
    通る貿易船の要所である証なのだろうと考えながら橋を渡る


     

     
    美保関町の漁港に車を止め、漁村の小路を
    奥まで進んでいくと道の突き当りに仏谷寺が現れた


     


    現在は浄土宗であるが以前は天台系の寺院であったことを彷彿とさせる
    仏像群が“大日堂”という大日如来がいない収蔵庫に納められている


     
    美術学上の分類では“菩薩立像”とあるが
    本尊中央の阿弥陀如来の両脇には向かって右側に
    日光菩薩、月光菩薩






    左側には虚空蔵菩薩と聖観音菩薩と伝来している




     
    そして中央には薬師如来




    どの像もこの仏谷寺の像を代表するような
    個性的な顔立ちをしており
    中でも自分の心に響いた像は
    “虚空蔵菩薩”“日光菩薩”の二体の像だった

     






    ※ものすごい腰回りの肉付き※



    虚空蔵菩薩は一木たる重厚感が下半身に漲っていながらも
    密教像たる呪術的な衣紋に魅了される




    日光菩薩は厚い上唇に大きな鼻が印象的であり
    スラリとした長身に細く垂れる右手は百済観音のようだ





    同じ仏師の作ではないだろうが
    佛の一体一体が
    自由に広がるイメージを持って
    製作されたことが感じることができる




    帰りは来た小道を戻る
     


    漁港へ向かいながら漁港に点在する
    路面店で日干しのイカを購入した
    独特の醤油を使っているのだろうか
    これがまたとても美味かった

     

     

    仏谷寺 Yahoo!百科事典

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    島根県松江市美保関(みほのせき)町にある浄土宗の寺。
    竜海山三明院(さんみょういん)と号する。本尊阿弥陀如来(あみだにょらい)。
    聖徳太子の開基、空海の開山と伝えるが、寺伝では行基を開基とする。

     

    伝説によると、行基がこの地を巡錫(じゅんしゃく)中に海中に三つの怪火が現れ、
    土民は「三火(みほ)」といって恐れたので、これを封じるために仏像を刻み建立されたともいう。
    後鳥羽院(ごとばいん)と後醍醐(ごだいご)天皇が隠岐(おき)に遷幸されたときの
    仮行在所(あんざいしょ)とされたという。

     

    八百屋(やおや)お七の恋人、小姓の吉三(きちさ)はお七の処刑後、各地の寺にお七地蔵を立てたが、
    この地が最後の納所となった。吉三地蔵とその墓がある。

     

    薬師如来、日光・月光菩薩(がっこうぼさつ)、聖観音(しょうかんのん)菩薩、
    虚空蔵(こくうぞう)菩薩(以上すべて国重要文化財)の平安初期の5体の仏像がある。
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    [20111103]

    安来市清水寺を出発し古代神話に登場する“黄泉比良坂”を脇を通り過ぎる。
    同じ安来市内広瀬町にある巌倉寺を訪問した。



    山門前に車を止め石段を登って
    庫裏を訪問するとお祖母様が鍵を持って現れた。
    “ここが本堂への近道なんです”と
    他のメンバーが先に行った道とは別の方向に案内された
    その先の石段を上がると本堂の裏側に出てきた

    本堂の中にはつるし飾りが並び
    中沼薬師堂の訪問を思い起こさせた



    セルフで般若心経を唱え
    本堂の厨子が開けられ出てきたのは三体の仏像。
    聖観音、帝釈天、多聞天の三仏。
    いずれの像もかつて真言宗巌倉檀寺の仏像達である。



    中でも印象的であったのが帝釈天と聖観音だった

    帝釈天は前歯がむき出しになり
    威嚇の表情なのかもしれないが地方仏師の素朴さゆえ
    微笑んでいるかのようにも見える



    かなり前のめりなポージングをしており
    しっかり後ろの聖観音をガードしている、というようにも思えた

    一方、正面の聖観音はグッと閉じた口元が頬に方に釣り上がり
    自信やあどけない表情を称えていた。やや平面的な表現だ。
    本尊の聖観音は出雲様式の典型とも言われる



    せまい厨子の中にひしめき合う三仏は
    とても仲良さそうに思えとても微笑ましかった

    あとから忙しい合間を縫って駆けつけてくれた
    住職に話で、かつてこの地域は日本の中央であり
    奈良や京都は地方であったとおっしゃっていた



    [20101030]

    島根県大田市 石見銀山遺跡

    島根県は何度か訪問していたけれど
    高速道路が通っていないこの場所は
    出雲から足が重くなかなか訪問できずじまいでした

    今回は広島からのアプローチにて
    ようやく訪問することができました

    過ごしやすい季節であるために
    観光客が絶えず、この日も世界遺産を守るがための?!
    マイカー規制が敷かれており
    仁万の交差点付近で車を駐車して
    マイクロバスに乗り込んで
    五百羅漢寺の近くにあるバス停を目指した

    バス停を降りて最初にしたことは
    寺巡りでもなく世界遺産散策でもなく腹ごしらえ
    近くにあった蕎麦屋さんに入って香り豊かな
    蕎麦でお腹を満たしました



    お腹がいっぱいになったところで散策開始。
    すぐ近くにあった五百羅漢寺では
    本堂では恐ろしい顔をした降三世明王を拝観
    対岸の洞窟の中では石像とおぼしき
    洞窟内の無数の羅漢像に圧倒されました。







    この日は風が涼しく石見銀山への
    長い長いハイキング道も、さらさら流れる川の音や
    飛び交う虫たちと戯れ、苦しむことなく
    遊歩道を歩くことができました。



    参道では豊かな造形の石仏たちが出迎えてくれました。









    途中、あまりの暑さにジュースを何本も買いながら
    なんとか目的であった石見銀山遺跡に辿りつくことができました。

    遺跡の中は人ひとりがやっと通れる狭さで
    [ここで地震が起きたらどうなるのだろう]そんな他愛もない
    不安に怯えながら、なんとか出口まで到着することができました



    まわりの観光客も長い暗闇から抜けだした
    戒壇巡りのような、開放感を嬉しく迎えていたようでした。

    石見銀山遺跡、最初そのコトバを聞いたときには
    廃坑になった炭鉱、退廃的な雰囲気を味わうための
    場所だと思っていたのですが、訪れてみてここは
    遺跡とともに残る自然や街並みを味わう場所なのである
    ということを認識できました。



    今回はマッハでの訪問だったのですが
    今度はボーッと、する時間も確保したいと思ったのでした。



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    株取引の流れ (11/20)
    とても魅力的な記事でした!!
    また遊びに来ます!!
    ありがとうございます。。

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