然るを訊く
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    [20120504]

    淡路島を出発した我々は大鳴門橋を渡って四国へと降り立った。
    その日はとてもよく晴れており遠くに見える屋島まで見ることができた。

    高松西のICを降りて南に進み「正花寺」を訪問した。


    正花寺へは網敷天満神社を目印に向かうと見つかりやすい。
    我々が訪問すると上原住職はお寺を綺麗にされ我々を迎えてくださった。


    御年90歳近くにもなる上原住職とは約1年ぶりの再会であった。
    このお年とは思えぬほどの若々しさに再会した。
    ここで祀られている菩薩形立像も少年のような
    若々しさを感じるのであるが上原住職も1年前と全く変わることなく
    明朗な説明を我々に説いてくださった。



    菩薩形立像はカヤの一木で内ぐりは施さない。
    唐招提寺伝衆宝王菩薩立像と酷似しているが
    頬のふくらみから少年らしさを醸しだしている。
    石帯の上部から衣が垂れ下がる表現など非常に見事である。







    今回上原住職から聞いた話としては
    たまたまさぬき市にある願興寺の聖観音坐像を修理に来ていた
    仏師が正花寺をたまたま訪問し、とんでもない仏像を発見したと
    見出された仏像だそうだ。

    それからというもののあっという間に重要文化財の指定まで登り
    昨年LEDライトが備え付けられた収蔵庫が建ったという。

    上原住職は今後この仏像を後世にどのように受け継いでいくか
    思慮されていたが可能な限り地元の人の手によって
    大事に護られていってもらいたいと思うのであった。





    地域と寺を繋ぐ仏像がそこにはありました。


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    [20110308]

    麦蔵は朝日町の工業地帯の一角にある
    うどん専門店



    『かしわ』所謂、唐揚げが美味しいと聞いて

    イサム・ノグチのあとに訪問をした。

    目の前で揚げられるかしわを目にして

    ふー、ふーと二度息をアツアツの唐揚げに
    吹きこみ焦る衝動とその後の余波へのリスクヘッジをし
    心を踊らせながらうどんと唐揚げをかきこんだ。




    麦蔵を出た自分は再び香川市内にある

    cafe柴洋を訪問する。





    3年前から『開けたい、開けたい』と思いながら

    通り過ぎていた、古めかしい扉を開けて中に入ると
    ノスタルジックの空間が広がる。



    市街地とミスマッチした空間は

    まるでタイムカプセルの中に入ったようで
    そこで提供されるごはんも『おはぎ』であったり
    『バナナ豆乳スムージー』だったり
    素朴な料理を愉しんだ。





    善通寺市ICから高速を降りて

    市街地を抜けて甲山の縁をぐるりと回った

    火上山の麓にある曼荼羅寺

    真言宗善通寺派の寺院であり
    四国八十八箇所霊場の第七十二番札所と
    なっている



    納経所の目の前にある観音堂に

    かつての氏も感激したという
    聖観音が安置されていた。



    切れ長の目や変化を見せない

    引き締まった口にはある意味の意思を感じる。



    それは日本的な仏像というよりも

    アメリカ原住民文化の偶像崇拝。
    トーテムポールや土偶などの
    原始の土着した文化を感じる像のような感じがした。


    曼荼羅寺そしてその後訪問した出釈迦寺

    2人の女子大生と思われるペアを見かけた。


    いわゆる歴女の風貌ではなく

    ごくごく一般的な女性であった
    女子学生の間で四国八十八箇所霊場巡りが
    流行になっていたとしたら凄いムーブメントな気がした。

    [20110308]

    自分の姓には那須与一の末裔であると言い伝えられ
    屋島は自分の先祖が活躍した場所。




    朝一にホテルから向かったのは
    屋島の麓にある四国村








    四国村は四国の各地の観光地や
    過去の風土を現代に残すところ



    かずら橋まであった。
    こちらの下は池だったけど
    落ちるかもしれないという恐怖感は
    本物と同じであった




    四国村を出て
    有料道を登っていくとそのてっぺんに
    讃岐を一望できる絶景とともに
    札所である 屋島寺がある



    真言宗御室派の寺院で
    四国八十八ヶ所霊場の84番となっており
    白装束を着た人がたくさんいた


    宝物館にある千手観音坐像を拝観する




    この像とは二回目の出会いだったが
    以前よりも少し小柄になったように感じた。

    全体的な大きさは小さく感じたものの
    内から放たれる鈍い迫力は
    前回を軽く凌駕し、化仏の下にちらっと見せる
    髪の毛がどうにも一定のエスニックさ、
    女性らしさが伺えた。


    平安前期の密教を伝える像として
    四国随一の気品の高さだ





    屋島の有料道を降りてとなりの五剣山へ

    この山の麓にある
    イサム・ノグチ庭園美術館に立ち寄った




    数日前から返信用のハガキにて申込みを行い
    週に3回の営業、また1日に3コマしか
    見ることができない、という申込やアクセスのハードルで
    言えば日本の美術館のなかでもかなり高いところにあるのではと思う



    MTGルームにて所定の注意事項やコンセプトを
    伺い、集団にて庭園美術館へと移動した




    イサム・ノグチ氏の晩年にこの地をアトリエにしたようで
    ここをニューヨークを行き来する生活をしていたそうだ


    愛媛県にある酒蔵を移築してきたというアトリエには
    イサム・ノグチ氏のサインが入った作品とそうでない作品が
    混在する


    一つ一つが無造作に置かれているように見えるものの
    それぞれ、場所そして歴史の風化を計算しイサム・ノグチ氏が
    配置しているという。


    中でも自分はエナジーヴォイドという作品が
    もった伝統的であり未来的な造形物に
    うごめくエネルギーを感じた



    庭園美術館はイサム・ノグチ氏のアトリエであるというが
    石達がこの地に住んでいるよう。




    [木霊]という精霊がいるのであれば
    [石霊]という精霊がこの地には宿っている
    そんな想像に想いを馳せていた。

    [20110304]

    高松駅前でレンタカーに乗って
    丹下健三の遺構を訪問した。









    昔訪問した時は新庁舎は工事中で
    旧・本館と新本館が並んだ景色を
    初めてみた

    丹下健三建築の旧本館は
    威厳のある親分、新本館は脱サラした新弟子
    この二人が並んで香川県を守っていると
    そんな絵が想像できた



    この県庁のすぐ裏にある“さか枝”は
    今回初めて訪問した

    古めかしい長机が3列置かれ
    その向こうでかっぽう着を来た
    おばちゃん達がせっせと、
    うどんや天ぷらをつくっていた



    うどん(中)に穴子天、かき揚げをトッピング
    したのだけれど、このボリュームで400円未満
    という驚きの値段と、その値段らしからぬ
    イリコの効いたコシのある饂飩はとても印象的だった



    さか枝を出て高松駅前から
    西に15分ほど離れたところにある香西寺を訪れた



    到着すると連絡をしていた
    住職の奥様がいらして
    待っていてくださった



    本堂の隣にある毘沙門堂にて
    平安中期~後期に製作されたと思われる毘沙門天と対峙した
    (檜材・101cm)



    “仏像の声を聞いて現在は秘仏ではなく皆様に見てもらおうと思っている”

    “本堂地蔵菩薩開帳の際に手助けをしてくれる人物のお告げがあり
    指定して日に訪問してみると東京に住んでいるハズの人物がそこにいた”

    “お告げの通り住職の書を持っていったら大層喜んでくれた”

    “香西寺の兄弟となる山があり、そこにかつての姫が見ている”

    奥さんの不思議な出来事の話は仏像以上に惹きつける話であった。
    毘沙門天も小さい体躯ながら眼光の鋭さの奥で
    自分たちをどのように見ているのか、怖くもあり楽しみでもあり
    地方佛訪問ならではの醍醐味を堪能できた。

    高松市西山崎町にある正花寺
    香西寺から南に30分ほど下ったところにある。



    一昨年、この像の存在を知って
    県に連絡をすると現在、本堂を改修中とのことで
    改築完成まで待ってほしいと言われていたが
    2011年に入り再び連絡をしてみると
    改築が完了したということで
    今回、晴れて拝観のお願いをさせていただいた。

    先に待ってくださっていた
    上原さんに案内され、改築したばかりの収蔵庫の扉が
    開かれるとそこになんとも言えない不思議な像が立っていた。



    一見、唐招提寺講堂に伝衆宝王菩薩のような像であるけれど
    頭上の宝髻はよみうりランド所蔵の観音のようであり
    しかし顔はやや強張ったように口を閉じる。
    (桧 148cm)







    ※よみうりランド所蔵 聖観音※


    唐招提寺伝衆宝王菩薩※


    登録上、分類が難しいがために聖菩薩立像と
    名付けられた像を中心に、そのまわりには
    舎利弗、目連、霊照女が並んでいる



    奈良博館長であった倉田文作氏がかつて無いほどの
    驚きを得たとこの像を発見した時に漏らしたそうだ。

    倉田文作氏に見出されその後、西村公朝氏の手により
    修理を受けた本尊は奈良~平安初期にかけての
    仏教の転換期の中で様々な文化影響、
    その流れの中心にあったのだろうと
    想像ができた


    かつて奈良博物館では伝衆宝王菩薩とこの像が
    隣り合って並んだ時は上原さんは大層嬉しかったのだそうだ



    この像は重要文化財の指定だけれども
    その名の通り、国宝の仏像と肩を並べるほどの
    魅力的な像に出逢うことができた


    そして上原さんの肌つやの良さに釘付けになった(笑)

    西山崎町をあとにして綾川町滝宮へ向かう。

    かつての綾川寺の本尊が堂床区(どうとこく)の管理となり
    現在滝宮神社の境内一角の小さな収蔵庫に安置されている。



    今回教育委員会の方に特別に開けていただき
    十一面観音像を拝することができた。




    教育委員会の方に質問され考えてみたところ
    すらっと伸びた身長顔はやや強張った表情で
    平安中期ころの作だと感じた。


    綾川寺が廃仏毀釈の影響を受けた際に
    この地に移転してきたと伝えられている。





    教育委員会の方は佛像に関して知識はあまりなかったものの
    本尊が置かれている収蔵庫はやや痛みが進行していて
    佛像が心配だ、という話をされていた。
    そういう地元の人に大事にされてまた佛像もこの地を愛し
    ずっと見守ってきている十一面観音、
    、そんなように想像を巡らせた。
    (桧材 177cm)


    近く綾川町の郷土資料館を新築し
    移すことを検討しているのだそうだ。
    そうなればこの像もこの地域の方も少し安心するのであろう。




    丸亀市猪熊弦一郎現代美術館に訪問も
    臨時休館とフラれてしまい、その時にはすでに他の
    美術館も閉まっているということで、高松市に戻ることにした。



    ふとナビを見てみると善通寺市を通ったときに
    長田in香の香のコトを思い出した カラダは“ひや”を求めていた






    途中、仏生山温泉のコトを思い出して
    立ち寄り湯で今日の汗を流した





    仏生山温泉の前の道はとても狭いにも関わらず
    交通量が多くて、運転しづらいなぁ・・


    前回はぬるい温泉、でもこの日はわりとアツアツのお湯で
    寒空の下ぬくぬくと入ったお湯はきもちよかった

    ホテルに一度立ち寄って荷物をおろし
    高松市街地にある一鶴を目指す

    高松市内を歩いたんだけど
    とても住みやすそうな街
    アーケードの中心にはパラソルワールド







    あるいてあるいて
    一鶴の骨付き鶏に有り付いた







    ハイボールにはこのスパイスがたっぷりかかった鶏が
    相性抜群だった


    昼のうどんが効いたのかな、
    鶏を一本食べたらすぐお腹いっぱいになった


    お腹がいっぱいになったら
    眠くなる、ということでホテルでベッドに横になった途端、

    眠気が自分を包みこみ



    深い、深い
    無へ



    [20110302]

    南寺をあとにして
    「きんざ」以外の家プロジェクト

    「角屋」「護王神社」「石橋」「碁会所」「はいしゃ」

    を巡った。











    以前も何度も巡った家プロジェクトも

    極楽寺の一件からまた違った側面が
    みえてきた気がした。

    昨年の芸術祭が終わり

    次なる隆盛の前に島全体として
    一息着いている、

    休息時間に訪問したような

    そんな気がした。


    そこらじゅうに犬や猫が歩き

    数年前に比べてカフェも相当数増えた。
    食事処が乏しい島において
    ほっと休息できる場所が増えたのは
    とても有り難いことである






    直島にある

    ともに安藤忠雄建築の
    2つの美術館を訪問する


    地中美術館は昨年の芸術祭の時には3時間待ちだったと

    繁忙期に訪問した会社の後輩は話をしていた

    この日は平日ということもあってか

    訪問客は4組程度

    地中美術館チケットセンターから美術館までの

    モネの庭園を歩き、入り口につくころには
    それぞれバラけてプライベートアートミュージアムのような
    形で中に入ることができた



    [モネ]、[ジェームズ・タレル]、[ウォルター・デ・マリア]

    この3人の作品しか存在しない美術館は
    一つ、一つの作品が自分を包み込むかのような
    存在感を放っていた



    李禹煥(リ・ウーファン)美術館

    2010年に新しく直島に完成した2つ目の美術館




    コンクリートの谷を歩いていくと

    ギャラリーに続く。

    美術館の前に高くそびえるコンクリートは

    この島と本土と交信するシンボルのように感じた。


    ギャラリーの中央に無造作におかれた岩、

    水の流れのような青のライン、
    作品たちは作品同士だけでなくこの土地とも
    有機的に繋がり、調和している。


    海岸沿いをしばらく歩いて

    文化大浴場に差し掛かると、落ち木を拾いにきたという
    ひとりの老人と出会った



    声かけられ文化大浴場のまわりの岩について

    話を伺った。



    “この岩は中国から持ってきたもの、そして干支を意味している”


    よくよく岩を見るとなるほど

    ドラゴンの形、ねずみの形、その老人にそう紹介されると
    ただの岩も動物の顔のように思えてきた。


    ベネッセハウスの坂道を登ると

    ちょうどホテルへのチェックインの時間になったので
    部屋へと向かった


    部屋は宿泊者専用のケーブルカーに乗った高台にある

    ベネッセハウスのOVALとされている宿泊棟である




    急勾配を約5分。すでに15年の歳月が経過したという

    ケーブルカーは少々不安だった。



    部屋からは瀬戸内海、瀬戸大橋が一望でき

    お天気に恵まれたことが幸いし全てを見渡すことができた









    自分の好きな色調で統一された部屋は参考にさせて

    もらおうと頭にメモした



    翌朝はベネッセハウス内にあるミュージアムを

    散策してホテルをあとにする


    農協前の乗り換えバスに乗って

    島の北側に位置するうどん屋[山本うどん]を訪問した。



    生協のとなりの少ないスペースで営業しているうどん店で

    バスの時間にハラハラしながらあつあつの
    かまたまうどんを頬張った



    なんとかバスに間に合うことができ

    目標のフェリーに乗り込み
    再び高松へと戻った

    島の滞在は普段感じることのできない

    時間の縮尺でリフレッシュすることができた




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    迦楼馬 (03/27)
    こんばんわ、お疲れ様でした。
    いつの日か関西方面での開催を五劫思惟の想いで待っていますね(笑)

    村石太い&しなもんてぃー (02/16)
    孔雀明王 仏像 愛知県で 検索中です。
    時折 孔雀明王の真言を 寝ているとき 唱えています。
    名古屋に 孔雀明王が ご安置 されている寺社は ないかなぁ
    宗教研

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    輪島を旅したとき立ち寄りました。素晴らしい仏像でした。

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    不空さん

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    安産寺年明け御礼参りをさせてもらう予定です。
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    正覚院 → 正覚寺

    不空 (12/17)
    安産寺が一番というのは、今年を表してるね! それにしてもたくさん相変わらず行ってるね!だめだよ、地蔵尊に怒られるよ(笑) 山形のは、開けてくれて良かったですね、巨

    株取引の流れ (11/20)
    とても魅力的な記事でした!!
    また遊びに来ます!!
    ありがとうございます。。

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