然るを訊く
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    [20120426]

    国道2号に面する
    真言宗須磨寺派大本山 上野山須磨寺
    駅名からICの名前などこの土地の名前として
    すっかり定着している



    その須磨寺で秘仏の十一面観音の姿を
    拝ませていただいた。





    南北朝時代の作であり、切れ長の眼光が鋭く
    洗練された仏像である。丸顔が身体のシャープならいんと対比すると
    やや大きく感じれ、その比率が少年らしい若々しいを感じさせる。






    光背は漆箔であり鍍金銅板を利用した透かし彫りの技法が
    用いられている。この像は18日~21日に開帳されている。



    お寺の方も見たことがなかったという
    十一面観音の隣の厨子に納められた
    毘沙門天像、不動明王像も開帳していただいたのだが
    これが慶派仏師の流れを組んでいるような
    凛々しい姿であり、同時にこのお寺の大きさを物語る
    その尺度も感じることができたのである。



    慶派の毘沙門天としては茨城県美浦村にある布佐観音堂の毘沙門を連想させたのだが
    保存状態としても技量としても須磨寺の毘沙門天はそれを上回るものと感じる。

    茨城県美浦村布佐観音堂 毘沙門天




    現在はB級スポットとしても扱われる須磨寺ではあったが
    そのお寺の名前を知り、訪問する人はあろうとも
    そこにこれほどまでに流美な仏像がある人は少ないであろう









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    [20120424]

    群馬県沼田市柳町。町を流れる薄根川(うすねがわ)の
    東側が急激な斜面になる。その登りは平坦な道を走っていた
    我々にとってちょっとびっくりする光景だった。

    その斜面をウネウネと登った丘の上に天台宗寺院である
    晴雲山三光院が立っている。


    家のチャイムを鳴らすととてもにこやかなご住職が出てきてくださり
    住職の案内のもと、とても珍しい観音像がいる収蔵庫へと案内された。

    収蔵庫の橙色のライトに照らされ六臂の十一面観音像が現れた。
    ヒノキ材の寄木造りであり像高は186cm。







    頭上の菩薩面も高く作られているが
    やや下膨れの面相もあり全体的なフォルムとしては丸みを感じた。
    多臂の観音像ではあるが静的な所作が感じられ
    しっかりこの土地に立って人々を守っているという趣が感じられた。
    特に腹部からの下半身がとても逞しい。





    多臂の観音像としては茨城県桜川市の「雨引観音」として
    知られる楽法寺の観音像を思い浮かべるのであるが
    楽法寺と比較すると時代がやや新しいせいか雅な風情を
    感じられるのである。



    ※楽法寺本尊 観音菩薩立像(雨引観音)







    あとで知ったことであるがこの三光院の観音像は
    「子はらみ観音」「子育て観音」「身ごもり観音」とも
    別名で呼ばれており、当日も若い女性の参拝客の姿が見られた。


    堂々とした下半身は護ること、安産祈願などを連想させるんだなと
    自分も下半身を鍛えねばw




    [20120406]

    成相寺は、淡路島に流されてきた高野山の実弘上人が、
    高野山を模して建立したと伝えられている。
    山門をくぐって元入った山門を振り返ると
    その視線の先、少し丘の上にもう一つ山門が見えた。
    現在は無住となった寺院に来ていただいた管理者に
    尋ねると、あれはかつての山門だったのだそうだ。
    どれだけ大きかった寺院かが分かる。








    収蔵庫を開けると正面に平安初期に製作されたと言われている
    薬師如来立像が現れた。像高は156.2cmの内刳無しのカヤの一木像
    ということではあるが大粒の螺髪、太腿の強い張りそして何よりも
    表情は薬師如来に込めた闘志のようなものが
    我々に鬼気迫る迫力を感じさせその像高よりも大きく見えた。




    平安後期ともなると穏やかな定朝様が主流になるが
    神護寺・薬師如来、元興寺・薬師如来と通づる
    極めて独特な切迫された祈願をこの像に込めたように感じる。






    流麗で雅な像も日本らしい仏像であると言えるのかもしれないが
    僕、個人的な意見を述べるのであればこのような
    一木に祈りを込めて彫られた仏像のほうが
    日本人らしいと思えるのである。



    この像は淡路島を代表する仏像として
    多くの人々を惹きつけている




    [20120403]

    島根県雲南市大東町。

    町内を流れる「赤川」の流域にある万福寺を訪ねた。
    「赤川」には今でもホタルが飛び交うそうで
    自然がかなり残っている。

    万福寺は「田中下」という地域の丘の中腹にあり
    尋ねると住職が出てきて、住職を車に乗せともに
    丘の反対側にある大日堂に案内してもらった。



    真新しい大日堂の中には
    金剛界と胎蔵界それぞれの
    大日如来が中央に鎮座していた。
    両像ともに藤原彫刻らしい
    丸顔であり、丸みを帯びながらも
    筋肉が引き締まった張りを見せる。







    多くの寺院で胎蔵界、多くは金剛界の
    大日如来を祀るところが多いがこのように
    立派な金胎両世界の大日如来を祀る寺院は
    非常に珍しい。






    これらの像はこの丘の裏側にあった極楽寺の像が
    集められている可能性があると住職が話されていた。

    両大日如来の脇には端正な非常に整った
    阿弥陀、釈迦、薬師という三尊が並んでいた。










    どの像も一瞬見分けが付かないくらいに
    非常に顔が似ており、こんもりとした肉髻と
    微笑を浮かべる小さく結んだ口が
    美少年という言葉に相応しい
    若々しさを演出していた。





    これらの像も極楽寺からの使者たちなのでしょうか。
    その他、不動明王と観世音菩薩もおり
    これらの像に自分は果敢に祈りを捧げた
    山岳信仰の様子を妄想していた。









    [20120402]

    “蔵の中に宿泊する”
    そんな体験ができるホテルが長野県にあると聞き
    東京から中央道を経由し3時間半かけて訪問した

    場所は長野県の北部、小布施町。

    高井(市村)鴻山が江戸末期に創業を開始した酒蔵は現代風の
    デザインホテル【桝一客殿】として客人をもてなしている。





    全体的に“黒”を基調としており重厚感のある佇まいをしている
    ホテルマンは全て男性、そして皆、法被を着ており酒蔵の
    イメージを崩さない。




    宿帳に記入をし部屋に案内された。
    部屋は前評判通りの酒蔵である。
    部屋番号はなく、この小布施町に4年間滞在をしたという
    葛飾北斎の絵がその部屋を指し示す目印となっている










    部屋は外観の和のテイストとは打って変わって洋風のデザイン。













    桝一客殿の同じ敷地内にある
    蔵部(くらぶ)という施設で夕食を食べる





    メインのみぞれ鍋、釜炊きのご飯、また小布施町は
    山の中だが刺身もうまかった
















    以前は酒蔵で仕込みの湯気が立ち上がっていたが
    現在は料理の湯気が立ち上がっていた。



    蔵部の中には、当時の酒樽そのものが置いてあったが
    ここに何人入るのだろう、と考えてしまうほど巨大なものだった



    夜には栗菓子というこの地方の名産のお茶菓子が
    差し入れられた。ごろっとした栗は食べごたえがあり
    蔵部で満たされた胃袋は更に充実することになった



    朝食はまた桝一客殿とは別棟であるレストラン傘風楼で
    米粉パン、水菜と林檎のジュース、イタリアンオムレツなど
    和のテイストとはまた趣の異なるメニューで楽しんだ

    歴史の昔と今をうまくコミュニケーションしている場所だと
    感じた。日本酒は飲んでばかりなので、
    たまには“呑む”ではなく“過ごす”もいいものですねw





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    不空 (12/17)
    安産寺が一番というのは、今年を表してるね! それにしてもたくさん相変わらず行ってるね!だめだよ、地蔵尊に怒られるよ(笑) 山形のは、開けてくれて良かったですね、巨

    株取引の流れ (11/20)
    とても魅力的な記事でした!!
    また遊びに来ます!!
    ありがとうございます。。

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