6:30
起床 片手にはジョジョの奇妙な冒険 第一巻
12月ともなると盆地である京都は急激に冷え込み
外へ出ると体の末端部分である耳や指先に痛みを伴う程。
7:30
奈良線 各駅停車 奈良行きに乗る。
8:43
JR奈良駅に到着
不空さん スパロウさんに合流すべく近鉄奈良駅へ向かう。
そしてタクシー乗り場にて合流。
2ヶ月ぶりくらいでしょうか。前回の和歌山、および宇陀の見仏は濃密でした。
おかわりなく元気そう。
不空さんのマイミクさんであった“こうちゃ”さんとも初めまして。
今回は女性が多い。
一緒にタクシーに乗りこみ三月堂へ向かう。
9:00
三月堂に到着するとそこには良弁堂に行列するすごい人
1年に1回しか会えないのだからしょうがない。
ここで前回の見仏以来の尚さんとも合流、総勢6人の大見仏隊となった。
三月堂を見ると行列はできてなかったので三月堂を先にまわることにする。
だがやはり中は執金剛神に会う人で行列を成していて
執金剛神の前には警備員を配備する程。
足裏から伝わる早朝の廊下の冷たさを感じながら
行列に並ぶこと数分、執金剛神と対峙。

ちょうど2年前の12月16日もここで彼とであった。
腕に走った血管の筋、優雅さを象徴する甲冑の色彩、金剛杵を振りかざす勢いのある
体躯は、日本広しと言えど、やはり彼も無二の存在
不空さん、尚さんの濃密な説明にただただ肯き
あっという間に時間がすぎる。
10:00
ベルトコンベアのように流され、已む無く2周目の執金剛神を拝み
四月堂へ
なぜか妖艶な千手観音像
伸びた手も僕にはギリシャ神話に登場するメデューサのようにも見えた。
俊乗堂
鎌倉時代に大仏と大仏殿を再興した、俊乗坊重源を祀るお堂
僕は前回この場所を知らずにスルーしてしまい、こちらも有名な重源像

鎌倉らしい写実的な像で
それは仏像ではなく蝋人形のような面持ちである。
尚さんの指南で
有名な東大寺の中でさえ、あまり日の目を見ない明王堂へ
中は護摩を焚いた後でものすごい黒々として
前に揃ったヒーロー戦隊 “5大明王”を表すには最適な
ロケーションであった。
ヒーロー戦隊も修行具合がいい感じに現れていたなぁ。
11:00
不動堂は二月堂の茶屋に接続していて
二月堂から見下ろす奈良の街を一望する。
この寄り道が幸いしてかあることに気付く。
開山堂に並んだ凄い行列は開山堂に入る人ではなく
その手前に併設されたテントでの貴重とパンフをもらうための
人の行列で、開山堂の中に入る人はまばらであるのだ。
これを察知した我々は
崖から逆落とし一ノ谷の戦いで平家軍に大勝した源義経の如く
二月堂から一気に駆け下り開山堂に見事潜入する。
東大寺の初代住職 良弁

僧像としては若若しくやさしそうな面持ちでした。
頼りがいがありそうだなぁ。
12:00
12月16日に見るべき仏を全て見つくした一行は昼食へ
僕が獅子窟寺の帰りに訪問した奈良駅の西方にある
蕎麦処【和】へ

奈良にしては珍しく風味の良い蕎麦が店内に流れる
Jazzに乗せて味わえる。この日は寒い日曜ということもあり
先客もおらず我々のみで悠々と楽しい時間過ごす。
総勢6人の見仏隊は隊長不空さんの先導のもと
昼間っからビール、そして蕎麦の後には蕎麦の白玉ぜんざい
という豪勢な昼食で、美味しい蕎麦とJazzとお酒で気分を良くして
仏像話に花を咲かせて楽しい一時を過ごす。
13:30
東京で業界イベントを予定していた自分は17時には東京に戻らなくては
ならなかった為、この時点で見仏した不空さん スパロウさん 尚さん こうちゃさん
皆さんに後ろ髪をひかれながらもお別れして一路 東京へ急いで戻る
<参考 尚さんの日記>
この日見た仏像のこととかとても分かりやすくまとめられているので
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