然るを訊く
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    [20100616]

    二日目はベッドのうえで目が覚める
    布団の中ではなく、布団の“うえ”
    幸いなコトにクーラーはつけていなかった

    昨夜の暴飲暴食っぷりで
    朝食を食べる元気がない

    ベッドの上で昨夜のワールドカップサッカーの
    ニュースを見つつ、ウダウダと出発時間を待ち続ける


    AM8時


    出発の時間となり、総勢9名。誰一人として
    遅刻することなく、素晴らしい連帯感


    最初のお寺はホテルから5分ほどにある永泉寺



    0191-23-6143
    岩手県一関市中里字大平山34

    中里小学校の裏手にある天台宗の寺院
    早起きの住職に案内していただき、
    お焼香を一人一人行ったのちに
    本尊である聖観音立像を拝観する



    まず初めに、信仰対象としての拝観か美術品としての拝観か
    ということを質問された。

    教授がどちらかと言えば美術、と応えると
    平泉展で東京に出張した話であったり
    中尊寺の仏像よりも古いことが分かり
    巷では話題になったなどの話をしてくれた。

    本尊は平安末期の作で
    お腹がポッコリしながらも線は細い
    柔らかな顔をしているものの全体的には
    シャープさを感じます

    一関駅から一時、東北道に乗り
    今回唯一の宮城県の仏像にお会いしに南下する

    築館ICから10分ほどの距離にある双林寺

    宮城県栗原市築館薬師台1-1
    0228-22-5028

    高台にあるお寺で、庫裏や本堂などとても立派なお寺です
    現在は曹洞宗

    本堂の裏手にある収蔵庫に仏像が4体ほど
    国重要文化財の薬師如来と脇侍として二天である
    持国天と増長天を中央に配します。




    薬師如来はなだらかなドレープの衣紋が
    特徴的であり体躯もしっかりしています



    二天のうち持国天はたぶんどこかでお会いしている
    仏像なハズなのですが、、思い出せません。


    全体的に動きがあり、なおかつプロポーションも
    かなり良くできていると感じます。

    邪鬼がユーモラスで一般的には懲らしめられている姿が
    一種の見せつけのような存在ですがこちらの邪鬼は
    “どうだ”と言わんばかりのコミカルな表情



    “うちの御主人様は強いんだぞ”って言いたげな
    仏像でした。こうなってくると邪鬼も一体となっての一種のチーム
    になっていた



    地蔵菩薩像もなかなか


    双林寺をあとにして再び東北道を北上する
    水沢のインターを降りて、見慣れた街並みを車で走らせる。

    自分は一度、そこには訪問しておりましたが
    ナビの到着予定時刻があと10分になっても自分の記憶の中にある
    田園風景が現れず、そわそわしていたところ突然現れた田園風景、
    そして自分は一度いったことがある場所にも関わらず
    場所を忘れうろうろ

    兜跋毘沙門天の写真の載った看板にそって向かった先にある
    藤里毘沙門堂



    3年前の訪問、
    2年前の世田谷美術館以来と3回目の
    出会いと記憶しております。


    岩手県奥州市江刺区藤里竹原田
    ※この住所にはありません

    管理人さんがすでにおり草むしりをされていた

    田園風景を見渡せる高台に毘沙門堂が立ってます

    ノミ跡を残す兜跋毘沙門天。
    そして鎌倉時代に作成された毘沙門天。



    巨木からそのまま刳り貫いたような兜跋毘沙門天は
    何度見ても地方佛という名に相応しい仏像でした。





    藤里毘沙門堂をあとにして黒石寺

    0197-26-4168
    岩手県奥州市水沢区黒石町字山内17

    到着するや否や、いつもとは異なる光景に
    びっくりする

    ずらりと並んだバイク達、どうやらツーリングの団体客と
    鉢合わせになった。そのツーリングの人向けなのだろうか
    通常閉まっているハズの本堂の内陣への扉や
    本尊が収められている収蔵庫も扉があいていた


    収蔵庫前にて女性の住職を呼び出し

    初めて訪問したのは約6年ほど前に遡り
    次に訪問したのが3年前、今回が3度目の訪問となるのだけど
    有名な女性住職とは初めて対面する



    声がハキハキとしていて冗談も遠慮なく
    浴びせてくる個性的な女性住職です

    御朱印をするか、本尊の説明をするか、と
    選択を迫られたので御朱印を優先していただき
    教授に解説をお願いする


    肩が張り、羅ホつが大きい本尊
    体内の銘文から時代が浮かび上がってきたものの
    近年の調査でその銘文の真偽が問われ、とはいえ
    時代がある程度特定できたという右往左往している像




    勝常寺の薬師如来像とともに
    東北を代表する仏像のひとつとなっています

    本堂には四天王、6年前遠慮がちだった自分は
    要連だったことを知らずに訪問し
    あかない本堂の格子越しに目を頑張って
    凝らしていたことを思い出す



    冬の雪がちらつく黒石寺でした
    あれから6年とは、ホント時間は早いなぁ

    本堂は開いていたので
    中に入り、十二神将と日光月光像、四天王を拝観する。


    四天王の持国天の腰のくねりがコミカルで
    本尊の勇ましさとは対照的な姿がとても愛らしい





    本堂の須弥壇の脇には
    ガメラ乗りの妙見菩薩、そういえば黒石寺は
    山号が妙見山って言うんですね

    黒石寺の次は一関市大東町にある東川院

    0191-75-2570
    岩手県一関市大東町渋民字小林35


    渋民小学校の敷地内にあり住職がすでに待っておられました

    こちらでも一人一人、
    ご焼香をしてから
    住職の話を聞く

    本尊は近くに現在廃寺となった
    観音寺から持ってこられたもので
    伝 運慶とされてきた聖観音坐像



    後背に頂きに大日如来を配置させるのが特徴的であり
    平安後期のような穏やかな印象である
    棚には珍しい鉄仏の十一面観音
    東川院という名前も他のお寺の名前を利用していたため
    なかなか謎が多きお寺でした



    東川院のあとは一関市室根町の近くにある南流神社

    岩手県一関市室根町折壁字向山85



    像高111.6cm。
    木造、カヤ材、寄木造、漆箔仕上げ




    南流山慈眼院観音寺という室根山関係の観音堂だったのですが
    明治35年、神社となり、現名を用いるようになったそうです。

    近くにある観音製菓の人が管理人さんです。
    『雨がふったら開けられないからねぇぇ』と管理人さんから
    言われていたのですが無事雨もふらず、幹事の自分としては
    ホッと胸をなで下ろす

    管理人さんの父親の四男が学校にいかなかった事から
    霊媒師に相談したところ、“なにか出していないものない?!”と
    言われ、ふと思い返したところ神社の屋根裏に
    観音像を置いていたことを思い出し、出してきたところ
    ちゃんと学校に行くことになったいう
    ちょっとビックリするような逸話を話していただきました。


    以前は見たら目が潰れるとして
    秘仏にしており、その時の写真がパンフレットに残ってました




    管理人さんの方言から話をしてくれるまさに語り部のような方で
    一同話に聴き入ってしまいました。



    南流神社のあとコンビニで遅くなった昼食タイム
    たこ焼きと冷やし中華を高校時代によくやっていように
    コンビニの外でかきこむ

    お腹がふくれたところで大光寺

    岩手県一関市千厩町千厩字宮敷89
    0191-52-2023

    洗練された境内にてセルフ拝観

    木造薬師如来立像
    像高153.2cm。
    平安後期木造、一木造。


    裾に藤原時代の丸文様が残っていて
    境内同様にとても保存状態がいい像です

    薬師如来の左隣には不動明王
    この旅の15寺目にして初めてなんじゃないかな、っていうくらい
    この旅での不動明王に出くわすことがありませんでした


    そして最後、松川にある二十五菩薩堂


    前回3年前に訪問した時に遊びに来ていた
    男の子と女の子のおじいちゃんが管理人さんとして
    来ていただけました。


    あの兄弟は元気ですか?と聞くといちいち立ち止まって
    “へぇ?!”と聞き返してきたので、
    みんなを待たせるといけないから
    おじいさんには2、3質問して質問を我慢しました


    修復された阿弥陀佛とそれを囲うような破損仏、
    その全てが顔がとれてしまっている仏像です。







    おじいさんが子供のころはこの破損仏を
    ボール替わりにしてキャッチボールして遊んでいたそう(笑)

    今回の発見としては
    管理人さんが、仏像を研究しているんだったら
    と言って引き出しをあけてくれると、そこには
    お乳がついた仏像が現れました



    おお!と一同歓声をあげて
    みんなで珍しい仏像を
    カメラに収めました。


    と、これで全てのお寺の行程は終了

    今までで最多の16ヶ所のお寺をまわりました
    帰りは新幹線内で駅弁を購入
    プレミアムモルツとともに、この旅の充実感を味わいました

    地方佛研究会の皆様、おつかれさまでした



    仏像部の仏像Tも活躍






    コメント

    □  from yooco

    全然話し違うけど、写メ見て思ったのですが、ヨシキは
    携帯iPhone??
    あたしも、ドコモから乗り換えようと、4を予約したよ☆

    2010-06-17(Thu) 10:41 | URL | #- [ 編集 ]


    □  from ヨシキ

    よっちん

    写真は一部iPhoneだよ。うつりはあんまりよくはないけど、手軽さがいいよ。
    4予約したんだ、iPhoneは持って正解だよ。おれも昨日4予約した。今のはKにあげようと思う。

    2010-06-17(Thu) 11:50 | URL | #- [ 編集 ]


    □  from 不空

    写真いただきます(笑)

    2010-06-17(Thu) 23:12 | URL | #- [ 編集 ]


    □  from yoshiki

    どぞどぞ、それも自分のおしごと(笑)

    2010-06-17(Thu) 23:19 | URL | #- [ 編集 ]


    □  from YOKAI

    いや~読み応えありました!
    やはり広角の写真が生きてますね~。
    黒石寺の写真、迫力あります!

    ぼくもお写真、お借りしたいです。

    2010-07-10(Sat) 22:17 | URL | #- [ 編集 ]


    □ Re: タイトルなし from yoshiki

    ろぼあゆさん>

    返信おくれましたがどうもありがとうございました。
    自分はまた東北いってしまいました(笑)

    2010-07-20(Tue) 00:51 | URL | #- [ 編集 ]



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    株取引の流れ (11/20)
    とても魅力的な記事でした!!
    また遊びに来ます!!
    ありがとうございます。。

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