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然るを訊く
[20101106]

貝塚から南方に高速道路を走り和歌山県へ入る。
みかんの産地である有田市のICを降り
有田川町岩野河にある法音寺に辿り着いた。

法音寺
和歌山県有田郡有田川町岩野河364
0737-32-4306

国道には気づくか気づかないか分からない程の
小さな看板があり、ハザードかけて止まっていると
丁度、総代の熊ノ郷さんがバイクで駆けつけてくれ
“そこのJAに停めていいよ”と案内してくれた。

蜘蛛の巣が張りめぐった路地裏の坂道を登って行くと
茅葺き屋根のなんとも趣きのある本堂がお目見えする。



本尊は阿弥陀三尊、そして本堂の右には某書にも
登場する釈迦如来、本堂の左脇には十一面観音が鎮座するが
どれもこれも地方色豊かな、今までみたこともない
穏やかな、なんともほのぼのした表情の佛像達








みな一斉に“かわいい~”と思わず声をあげてしまうほど。

茅葺き屋根の本堂に降り注ぐ太陽の光をいっぱいに浴び
ゆったりとした山里の時間を楽しみました。


熊ノ郷さんとお別れをして
そこからほど近くにある歓喜寺へ移動

歓喜寺
和歌山県有田郡有田川町大字歓喜寺159
0737-32-3425


本堂についたところで住職に電話をかけ、すぐに駆けつけてくださいました。
収蔵庫をあけたときにはGにお出迎えを受けました。Gを外に解き放たいて収蔵
庫の中に入る。
平安初期の地蔵と阿弥陀如来。
阿弥陀如来はなんと一度盗難にあったものの奇跡的に発見された如来さま。
発見されたときの価格は二億五千万円。
でもある日門前に如来さまが置いてあったという凄いエピソード。
盗難に遭ったものの戻ってくるというのはもの凄い稀なコト。
強靭な念がこの像を元の場所に戻したんですかね。
そんなコトもあり、他のお寺の申請を跳ね除け、収蔵庫の建設費が
いち早く承認がおりたそうですw
住職は盗難のコトから、博物館のコト、佛像にまつわる色んな話を
してくださいました。



浄教寺
和歌山県有田郡有田川町大字長田542
0737-52-2469


電話の奥様がいらっしゃらないということで
お嫁さんのかよちゃんにお願いして案内いただきました。
収蔵庫には慶派仏師による大日如来像。収蔵庫に入り口に大して
右を向いて鎮座します。鎌倉期金箔の剥がれた具合も進行しているけど、
体のラインは真如苑の大日如来に似ている、ふっくりした大日如来の
印象を受けました。大きな涅槃図がかかっておりましたが、こちらは
レプリカで大きな行事があるときに掛替えられるのだそうです。




ここでお腹が空いたので有田川町の名物?!の
生シラス丼をいただきました★うまいのでペロリ!


この日の夜から仕事だという田中さんとはここでお別れ次なる
目的地へ目指す。。。の前に、次は市が管理をしているので
有田市文化福祉センターに立ち寄って職員の西岡さんに先導され
有田市箕島へ。

正善寺
〒649-0304
和歌山県有田市箕島27
0737-82-3221



現在は廃寺となってしまい、大日如来が崇められているお堂があるのみ。

[引用]
胎内背面に「康平五年?月十日 仏師僧兵?」の墨書銘があり、
平安時代、康平5年(1062)に制作されたことがわかる。
智拳印を結ぶ桧の一木造り。11世紀中頃の地方造像の一面を示す好作例といえる。
像高:79.0cm、膝巾:65.0cm



西岡さんは考古学専門ということでしたが佛像にも精通しており
的確な説明をしてくださいました。

戦後の引揚民が大日様の前で寝泊まりしたらしい。
そして隣の本堂ではそれに関わっていた近所のおばあちゃん達が
観音講を開いておりました。その本堂には大日如来と正反対の
地方色豊かな佛像達が置かれておりました。
最後におばあちゃん達から“これを持って行ってください”と
小さなタオルをいただき、西岡さんとともにお別れをした。








神光寺(じんこうじ)
和歌山県有田市星尾700
0737-88-6305



星尾というみかん畑の極細の農道を進んでいった先にある
巨大寺院。手厚い信仰を受けている様子が伺えた。

最初に行った塗香(ずこう)の作法などはとてもタメになり
住職の奥様に巨大寺院を一つ一つ丁寧に案内していただいた。

そんな案内の折、護摩堂にて奥様が倶利迦羅龍王剣を取り出して
一行の頭、背中を触れだした、すると“あんたここが悪いね”と
指摘したのだけど、その指摘事項が諸般の体調事情と
ぴったり合致していた。神通力を間近に体感することになった

最後に案内された観音堂にて聖観音とようやく出逢うことができました。
今まで見てきた現代的な仏像とは対照的な古様な聖観音。
おそらく都に精通した仏師による作風であると感じました。


聖観音の隣のお堂にてお茶をいただきましたが
そのお茶のお皿も江戸時代?!の茶器を使っていて
大変貴重なものだったのだけれど、なんの気なしに
使っているという。。すごい。
奥様には大変お世話になりました。
とにかく色んな意味でお腹いっぱいになり次なるお寺へ




施無畏寺
和歌山県有田郡湯浅町大字栖原1465
0737-62-2353

太平洋に陽が沈んでいくなんとも神秘的な光景の中
海を望む高台にある真言宗御室派の施無畏寺に到着すると
老夫婦が大層ご丁寧にお待ちくださっていた。



お堂の中で簡単な説明をいただき、ほの暗い闇の中で
大日如来にライトを照らす。ぽっと現れたのが智拳印を結んだ
金剛界の大日如来。小さな体躯ながら柔らかさをもっていて
固く結んだ智拳印が特徴的でした。





他の諸仏も特徴的な仏像が多く、光の中で是非次回は
じっくり拝観したいと思う。


有田市とはここでお別れ。すでに約束の時間を1時間過ぎた状態にて
急いで和歌山市へと向かいます。高速道路に乗って早々、いきなりの渋滞に
巻き込まれてしまったがために、どうしよう。。と思ったのですが
お寺の方に電話をしても“ぜんぜんいいですよ、ゆっくりきてください”という
優しいコトバをもらって、ドライバーさんには頑張ってもらって
なんとか、和歌山市に到着した。

慈光円福院
和歌山県和歌山市北新金屋丁31
073-423-3589



到着した時には完全に夜になっており、暗闇の中仏像を拝する。
本尊はかろうじてライトアップされていたのが救い。
旧 慈光寺の本尊十一面観音。妖艶な古風を感じたのは
観心寺のあの人のよう。衣のヒダをうねるように繰り返す。




結果として夜間拝観になりライトアップされた観音は
さらに妖艶さを増して、迫力のある観音を見ることができました。



このお寺を最後に観佛は終了。
貞観に始まり貞観に終わる。


木津川流域~三重佛そして延長しての阪南~有田・和歌山という仏像巡り。
たくさんの参加・協力がありHappyな気分にて終了することができた。




さて次の旅はどこにいこうか。




PS:Special THANKS to tanakasan kaicho rabisan


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迦楼馬 (03/27)
こんばんわ、お疲れ様でした。
いつの日か関西方面での開催を五劫思惟の想いで待っていますね(笑)

村石太い&しなもんてぃー (02/16)
孔雀明王 仏像 愛知県で 検索中です。
時折 孔雀明王の真言を 寝ているとき 唱えています。
名古屋に 孔雀明王が ご安置 されている寺社は ないかなぁ
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こばりん (01/13)
輪島を旅したとき立ち寄りました。素晴らしい仏像でした。

yoshiki (12/23)
不空さん

神像もたせてもらえるんですかw
安産寺年明け御礼参りをさせてもらう予定です。
ことし一年お世話になりました。

不空 (12/17)
正覚院 → 正覚寺

不空 (12/17)
安産寺が一番というのは、今年を表してるね! それにしてもたくさん相変わらず行ってるね!だめだよ、地蔵尊に怒られるよ(笑) 山形のは、開けてくれて良かったですね、巨

株取引の流れ (11/20)
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。

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