然るを訊く
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    [20110109]

    東京から普段降りることのない
    名古屋の駅で人生二度目の近鉄線に乗り換え
    津市に向かう。この行程わずか二時間半。

    津駅で仏像仲間のキッシーと尚さんと待ち合わせをして
    楽しく三重県の仏像巡りを行った



    津駅のロータリーのすぐ後ろに小さなお堂を
    構えた蓮光院初馬寺があります。
    本堂の秘仏馬頭観音の前で般若心経を唱え
    本堂の迎えにある収蔵庫にて秘仏である
    二体の如来像に出逢う。



    一体は平安初期に製作された大日如来像。
    眉、眼、唇、胸などの部位に制作者の意図と思える
    強調表現が伺え立体感だけではない何かを訴えてくる。
    仏像東漸という四日市博物館で数年前に開催
    された仏像展の図録をみた上で訪問したのだけれど
    その図録よりかは少し小ぶりな印象を受けました。
    でも体内から発する上記の強調表現がより引き立つ印象を受けました。




    一方の薬師如来像は伏し目がちな創りで可愛らしい顔づき。金箔を残した




    住職は終始笑顔で応対してくれ、我々も住職と
    あれやこれや、仏像の話をさせていただいた。
    ここ初馬寺の大日如来は
    日本三大平安初期の大日如来に指定されているのだそうだ
    そしてこの指定をしたのはほかならず松浦先生という。
    松浦先生を最初に見たときは“何処ぞの坊主だ?!”って思ったそうですw



    住職は終始笑顔で応対してくれ、我々も住職と
    あれやこれや、仏像の話をさせていただいた。
    ここ初馬寺の大日如来は
    日本三大平安初期の大日如来に指定されているのだそうだ
    そしてこの指定をしたのはほかならず松浦先生という。
    松浦先生を最初に見たときは“何処ぞの坊主だ?!”って思ったそうですw


    四天王寺



    初馬寺から500mほどの距離にある初馬寺の本寺。本堂の右隅にある薬師如来。
    やや小顔な造形は平安後期からの豊満なものより以前、
    もしくは鎌倉以降のものであるように感じました。



    ガラスケースの中に入った像で反射でよく見れなかったのが少し残念
    でした。見た目にも新しい寺であることが分かりました。
    と、いうのもこの四天王寺は次戦の戦火によって大部分を失ってしまい、
    同時に仏像も焼かれてしまったと言います。
    まさにこれから生まれ変わっていく寺院であるというように感じました。


    津市から一気に北上して鈴鹿市へ

    鈴鹿市の住宅街の中にある神宮寺
    到着すると住職は大晦日の準備に追われて忙しくされていた。
    そんな住職に案内されて本堂にある、珍しい深沙大将を拝することができた。



    明らかな地方仏師の作風とわかる個性的な顔立ち。まさにウルトラマンに登場する怪獣のようであった。
    その最たる箇所は口に加える蛇であろう。そして膝の象も鼻がもがれてしまったのか、
    怪獣らしい顔づきになってしまっている。



    収蔵庫には持国、多聞の二天。一木らしいどっしりとしながらも
    伸びやかな像高や眼の大きさから見るに平安後期以降のものだろう。





    薬師如来は張りのある下膨れの顔立ち、やや古様ながら衣紋の繊細な創りには驚愕する。



    腰から太ももにかけての張りの表現は平安初期の特徴を残すものであると感じる。
    同じ収蔵庫には淳和天皇像という珍しい造像例もあったがなんともいえない
    異様さを醸し出していたのが印象的でした。



    住職はとても親切な方で“よくわかんねーんだけどさ”とかいいながら、
    丁寧に教えてくれた姿には感動した。






    伊勢へ


    神宮寺から国道を南下して津のインターチェンジから高速道路に乗って
    一気に南下する

    伊勢をすぎて二見という夫婦岩で有名な地にある太江寺(たいこうじ)に訪問する。
    本来秘仏として正月三ヶ日に開帳となる十一面千手観音を小雨が降り始めたところで拝観する

    住職とともに閉じられた厨子の前で般若心経を唱えたのち、
    住職の手により厨子が開けられた。



    平安後期から鎌倉時代と思われる、凛々しさが感じられる像であった。





    住職の話によると作者もまだわからないということであったが
    円派仏師の流れがあるということだ。だけど自分としては
    慶派仏師に近い鋭さがこの像からは感じられた気がした。
    大きな体躯といい素晴らしい像からは中央との結びつきが強かったのではないかと想定される。

    ちなみに般若心経を唱えた際に住職が叩き上げてくださった、
    太鼓の音は独特で盛り上がりが昂ぶった際に太鼓のソロパートがあったことが印象的であった。


    二見をあとにした僕らはすぐ近くの伊勢神宮を参拝することにした。
    前回は4年ほど前だろうか、成人式で賑わっていた境内は、
    今回は新興宗教団体と思われる人々の影響により別の意味での賑わいを見せていた。



    前後のスケジュールが押していたもののなんとか参拝、
    そして参道での伊勢うどんを食すことができた。




    伊勢うどん、実は結構苦手だったのだけれど今回訪問した
    岡田屋という伊勢うどん屋では独特の甘ったるさのない、
    スッキリした伊勢うどんを味わうことができました。

    ただ楽しみにしていた甘酒は完売してしまったいたので
    次回はぜひ甘酒を味わってみたいと切に願いました。


    去りぎわに久昌寺を有する鷲嶺の頂上に堕ちて行く夕日を
    拝することができてなんともいえない、神々しい景色に出会うことができた。

    伊勢神宮の北側 伊勢市内楠部町に近年文化財の指定を受けたとされる
    平安初期の薬師如来像があるということを知って伊勢神宮のあとに訪問した。

    五十鈴川のほとりに現在は老人集会所と合併している心證寺を訪ねる。



    到着したときにはすでに近所の管理者の方々と数人がお待ちくださっていた。

    “もっと年寄りが来ると思ってましたよ” と驚きの声で迎えられ、
    まだ新しい畳の匂いが残る拝殿に案内された。



    正面に薬師如来一体のみが置かれ、まわりの榊が備えられ、
    大切に管理されいる様子が伺えた。



    もともと個人所有だったものがこの寺に寄進され、
    もともとは茅葺雨ざらしの貧相なお堂を地元の方々の厚い保護で現在は立派なお堂が建ったのだということだ。

    大胆な彫りからなる衣紋と頭頂の形に平安初期ならではの呪術的な怪しさを伺える。
    その衣紋と対照的な量感溢れる楕円形の頬。少年のような若々しさも感じさせてくれる。
    左手の袖口までまるで蒲鉾のような衣紋は作者の強い信念を伺うことができました。


    管理者の方々としばらくの間話をさせていただいたのだけれど、
    この土地は伊勢神宮の力があまりにも強かったため神仏習合のような
    文化は発展しなかったのではないかと考えられているそうだ。




    伊勢から北上し津市で尚さんとキッシーとお別れし白山町に向かいました。
    秋のに続いての伊勢道に訪問したが神道に負けない仏像文化の隆盛を感じることができました。


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    孔雀明王 仏像 愛知県で 検索中です。
    時折 孔雀明王の真言を 寝ているとき 唱えています。
    名古屋に 孔雀明王が ご安置 されている寺社は ないかなぁ
    宗教研

    こばりん (01/13)
    輪島を旅したとき立ち寄りました。素晴らしい仏像でした。

    yoshiki (12/23)
    不空さん

    神像もたせてもらえるんですかw
    安産寺年明け御礼参りをさせてもらう予定です。
    ことし一年お世話になりました。

    不空 (12/17)
    正覚院 → 正覚寺

    不空 (12/17)
    安産寺が一番というのは、今年を表してるね! それにしてもたくさん相変わらず行ってるね!だめだよ、地蔵尊に怒られるよ(笑) 山形のは、開けてくれて良かったですね、巨

    株取引の流れ (11/20)
    とても魅力的な記事でした!!
    また遊びに来ます!!
    ありがとうございます。。

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